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AMCoR:Asahikawa Medical University Collection and Research (旭川医科大学学術成果リポジトリ)は、本学で生産された電子的な知的生産物(学術雑誌論文の原稿・教材・学術資料など)を保存し、原則的に無償で発信するためのインターネット上の保管庫です。

※AMCoRに収録された学術論文のほとんどは、商業出版社や学会出版社の学術雑誌に掲載されたものですが、著作権に係わる出版社の方針により、出版社の条件に添った版を収録しています。そのため実際の誌面とはレイアウトの相違や、字句校正による文言の違いがあり得ますことをあらかじめご了承ください。


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ID 2012237633
アイテムタイプ Article
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Size : 9.6 MB
Last updated : Sep 28, 2012
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タイトル 脾動脈瘤切迫破裂に対する塞栓術後に肝脾膿瘍を合併した感染性心内膜炎急性心不全症例
著者
菊地, 信介 (Kikuchi, Shinsuke)
赤坂, 伸之 (Akasaka, Nobuyuki)
光部, 啓次郎 (Mitsube, Keijiro)
福山, 貴久 (Fukuyama, Takahisa)
内田, 大貴 (Uchida, Daiki)
小久保, 拓 (Kokukbo, Taku)
古屋, 敦宏 (Koya, Atsuhiro)
内田, 恒 (Uchida, Hisashi)
東, 信良 (Azuma, Nobuyoshi)
稲葉, 雅史 (Inaba, Masashi)
笹嶋, 唯博 (Sasajima, Tadahiro)
上位タイトル
心臓 Vol.44, No.4  (2012. 4) ,p.479- 483
識別番号
ISSN
0586-4488
抄録 66歳、女性。突然の左上腹部痛を主訴に近医を受診し、CTにより脾動脈瘤切迫破裂と診断され当院に救急搬送された。血管造影にて最大径3cmの脾動脈瘤に対してコイル塞栓術を施行した。塞栓術後、血液検査上、炎症反応が高値であったため、sulbactam/cefoperazoneを継続投与するも炎症反応の改善を認めず、第13病日に突然呼吸不全が出現した。心エコー検査で僧帽弁前尖および後尖に疣腫を認めたため、感染性心内膜炎(僧帽弁閉鎖不全症)による急性心不全と診断した。血液培養は陰性であったが、同日のCTで脾膿瘍および肝膿瘍が疑われ、感染源コントロール目的に脾摘出術、肝膿瘍ドレナージを施行した。抗生物質は経験的にimipenem/cilastatin+gentamicinを投与したが、炎症反応が改善傾向になくvancomycin+gentamicinに変更した。開腹術後侵襲を考慮し弁膜症手術を緊急で行うことを回避し、保存的に心不全感染コントロールをした後、第28病日に僧帽弁置換術を施行した。術後経過は良好であった。疣贅の培養検査および病理検査でも菌体は検出されなかった。本例は、感染性心内膜炎による急性心不全症例であるが、心不全コントロールが可能であり、明らかな感染部位に対して緊急弁膜症手術に先駆けて感染コントロールをしたことで、良好な経過を得たため報告する。
キーワード
感染性心内膜炎、僧帽弁置換術、コイル塞栓術、脾動脈瘤、脾膿瘍
注記 雑誌掲載版
言語
jpn
資源タイプ text
ジャンル Journal Article
Index
/ Public
/ Public / 国内雑誌論文
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