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AMCoR:Asahikawa Medical University Collection and Research (旭川医科大学学術成果リポジトリ)は、本学で生産された電子的な知的生産物(学術雑誌論文の原稿・教材・学術資料など)を保存し、原則的に無償で発信するためのインターネット上の保管庫です。

※AMCoRに収録された学術論文のほとんどは、商業出版社や学会出版社の学術雑誌に掲載されたものですが、著作権に係わる出版社の方針により、出版社の条件に添った版を収録しています。そのため実際の誌面とはレイアウトの相違や、字句校正による文言の違いがあり得ますことをあらかじめご了承ください。


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ID 2010147342
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Last updated : Jun 29, 2010
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タイトル 便秘症状を有する女子学生への蒸気温熱シートによる加温効果 便秘評価尺度と便形スケールによる検討
著者
細野, 恵子 (Hosono, Keiko)
上位タイトル
名寄市立大学紀要 Vol.4, (2010. 3) ,p.1- 6
識別番号
ISSN
1881-7440
抄録 本研究は、便秘症状を有する女子学生に対して蒸気温熱シートによる加温刺激が便秘改善に有効かどうかを検討する目的で行ったものである。健康な女子学生(平均年齢20歳)9名を対象に、蒸気温熱シートを下腹部に1日平均8時間、7日間にわたり継続貼用し、便通とバイタルサインの変化を測定した。便通状態とその変化は『日本語版便秘評価尺度ST版』(以下、CAS-ST版とする)と『便形スケール』を使用し測定した。温罨法による便通状態の変化は、CAS-ST版で7.71±1.98から5.57±2.21と有意な減少(p<0.01)が示され、CAS-ST版8項目中5項目において有意な改善が認められた。便形スケールでは非罨法期1.56±1.96から罨法期2.79±2.07へと有意な改善(p<0.01)が示された。蒸気温熱シートによる長時間の連続適用による下腹部への温罨法が便秘改善につながった理由として、皮膚表面温度の上昇が皮膚温受容器の活動を高め、体性-内臓神経反射を刺激したことにより腸蠕動運動の亢進をもたらしたものと推測される。以上の結果から、蒸気温熱シートによる長時間の温罨法は、継続的な湿熱加熱により女子学生の便秘症の改善に顕著な効果のあることが認められた。
キーワード
蒸気温熱シート、女子学生、便秘症状、便秘評価尺度、便形スケール
注記 雑誌掲載版
言語
jpn
資源タイプ text
ジャンル Journal Article
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