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AMCoR:Asahikawa Medical University Collection and Research (旭川医科大学学術成果リポジトリ)は、本学で生産された電子的な知的生産物(学術雑誌論文の原稿・教材・学術資料など)を保存し、原則的に無償で発信するためのインターネット上の保管庫です。

※AMCoRに収録された学術論文のほとんどは、商業出版社や学会出版社の学術雑誌に掲載されたものですが、著作権に係わる出版社の方針により、出版社の条件に添った版を収録しています。そのため実際の誌面とはレイアウトの相違や、字句校正による文言の違いがあり得ますことをあらかじめご了承ください。


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ID OA02140003
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Last updated : Dec 18, 2014
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タイトル 気分障害を伴う概日リズム睡眠障害に対してramelteonが著効した1例
著者
吉原, 慎佑 (Yoshihara, Shinsuke)
吉澤, 門土 (Yoshizawa, Mondo)
白田, 朱香 (Shirata, Ayaka)
松田, 美夏 (Matsuda, Mika)
玉城, 元之 (Tamashiro, Motoyuki)
斉藤, 一朗 (Saito, Ichiro)
坂本, 一剛 (Sakamoto, Kazutaka)
藤村, 洋太 (Fujimura, Yota)
田村, 義之 (Tamura, Yoshiyuki)
千葉, 茂 (Chiba, Shigeru)
上位タイトル
精神神経学雑誌 Vol.116, No.9  (2014. 3) ,p.746- 751
識別番号
ISSN
0033-2658
医中誌ID 2015023112
その他
PMID:25711117
抄録 Ramelteonは,メラトニン受容体(MT1/MT2)作動薬という特徴をもった新しい睡眠薬であり,睡眠相の調節作用を有することが報告されている.今回我々は,ramelteonが著効した,気分障害を伴う概日リズム睡眠障害の1例について報告する.症例は25歳,男性.5年前から情動の不安定さが出現した.また日中の過度の眠気や朝の起床困難が随伴したため,某精神科で気分障害およびナルコレプシーの疑いと診断された.十分量と思われる薬物治療(sertraline,milnacipran,valproate,methylphenidateなど)が数年間行われたが著効せず,当科を受診した.睡眠習慣についての問診票や睡眠日誌から睡眠相の後退が認められ,また,actigraphyやvideo-polysomnographyなどの諸検査の結果,ICSD-2における概日リズム睡眠障害,睡眠相後退型(DSPT)と診断された.一方,気分障害については,ICD-10における気分循環症の診断基準に矛盾しなかった.Ramelteonの内服開始後より睡眠相は徐々に前進し,情動の不安定さは軽減した.概日リズム睡眠障害と気分障害の合併率は高いことが知られており,気分障害の背景にある概日リズム睡眠障害の存在を見逃さないことが重要である.
キーワード
概日リズム
メラトニン
気分障害
ラメルテオン
睡眠障害
注記 出版社版
言語
jpn
資源タイプ text
ジャンル Journal Article
著者版フラグ publisher
Index
/ Public
/ Public / 国内雑誌論文
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