AMCoR Asahikawa Medical College
HOME
|

AMCoR:Asahikawa Medical University Collection and Research (旭川医科大学学術成果リポジトリ)は、本学で生産された電子的な知的生産物(学術雑誌論文の原稿・教材・学術資料など)を保存し、原則的に無償で発信するためのインターネット上の保管庫です。

※AMCoRに収録された学術論文のほとんどは、商業出版社や学会出版社の学術雑誌に掲載されたものですが、著作権に係わる出版社の方針により、出版社の条件に添った版を収録しています。そのため実際の誌面とはレイアウトの相違や、字句校正による文言の違いがあり得ますことをあらかじめご了承ください。


| ホーム ニュース ログイン |

Language

AMCoR検索
  
     詳細検索

インデックスツリー

詳細



閲覧数:741
ID 20151019
アイテムタイプ Article
このアイテムを表示する
本文 20151019.pdf
Type : application/pdf Download
Size : 545.0 KB
Last updated : Oct 20, 2015
Downloads : 1275

Total downloads since Oct 20, 2015 : 1275
タイトル 血液培養から分離されたAcinetobacter属菌の同定に関する検討
著者
東, 由桂 (Azuma, Yuka)
渡, 智久 (Watari, Tomohisa)
柴崎, 有紀 (Shibasaki, Yuki)
米沢, 太亨 (Yonezawa, Takatoshi)
山内, 紫織 (Yamauchi, Shiori)
友田, 豊 (Tomoda, Yutaka)
藤井, 聡 (Fujii, Satoshi)
上位タイトル
日本臨床微生物学雑誌 Vol.25, No.3  (2015. 6) ,p.213- 222
識別番号
ISSN
0917-5059
医中誌ID 2016026704
抄録 血液培養から分離されたAcinetobacter属菌35株,35症例を対象に菌形態,コロニー性状および各種培地での発育性の比較,簡易同定キット,質量分析法および遺伝子解析を実施した。さらに,検出された菌種により,血流感染症の臨床的重症度が異なるか否かを検証した。菌形態とコロニー形態,培地の発育性,簡易同定キットおよびバイテックMSでは,A. baumannii complex内の菌種を鑑別することは困難であった。non-A. baumannii complexは,A. baumannii complexと比較し,菌体が細い,またはコロニーが小さめでやや乾いた質感など形態的特徴を認めるものがあった。さらに,A. johnsonii,A. calcoaceticusおよびA. lwoffiiは一部のグラム陰性桿菌用選択培地に発育しなかった。rpoB遺伝子部分シークエンス(rpoB)の解析結果を基準にした各法の一致率はE/NF 77.1%,NID 62.9%,GN 88.6%およびMS 91.4%であった。16S rRNA遺伝子シークエンスとrpoBとの一致率は48.6%(17株/35株)であった。rpoBの解析からA. baumannii complexの内訳は,A. nosocomialisが50%と最も多く,次いで代表菌種のA. baumanniiは21.4%であった。A. baumannii complexの菌種間において,重症度に違いはみられなかったが,A. baumannii complexとnon-A. baumannii complexの間で重症度に有意差を認めた。したがって,両者を正確に鑑別することは重要であり,rpoBとの一致率,簡便性から両者の鑑別にはバイテックMSが有用であった。
キーワード
Acinetobacter
Acinetobacter baumannii complex
血液培養
バイテックMS
言語
jpn
資源タイプ text
ジャンル Journal Article
著者版フラグ author
Index
/ Public
/ Public / 国内雑誌論文
関連アイテム