AMCoR Asahikawa Medical College
HOME
|

AMCoR:Asahikawa Medical University Collection and Research (旭川医科大学学術成果リポジトリ)は、本学で生産された電子的な知的生産物(学術雑誌論文の原稿・教材・学術資料など)を保存し、原則的に無償で発信するためのインターネット上の保管庫です。

※AMCoRに収録された学術論文のほとんどは、商業出版社や学会出版社の学術雑誌に掲載されたものですが、著作権に係わる出版社の方針により、出版社の条件に添った版を収録しています。そのため実際の誌面とはレイアウトの相違や、字句校正による文言の違いがあり得ますことをあらかじめご了承ください。


| ホーム ニュース ログイン |

Language

AMCoR検索
  
     詳細検索

インデックスツリー

詳細



閲覧数:991
ID 2014010605
アイテムタイプ Article
このアイテムを表示する
本文 2014010605.pdf
Type : application/pdf Download
Size : 459.3 KB
Last updated : Jan 27, 2014
Downloads : 784

Total downloads since Jan 27, 2014 : 784
タイトル 抗菌薬の適正使用とは何か いつ増量し、いつスイッチするか 耐性菌を増やさないという視点からの考察
著者
林, 達哉 (Hayashi, Tatsuya)
上位タイトル
日本耳鼻咽喉科感染症研究会会誌 Vol.31, No.1  (2013. 5) ,p.41- 44
識別番号
ISSN
0913-3976
医中誌ID 2014010605
抄録 2012年1月〜7月の間に著者らの施設で鼓膜切開を実施し中耳貯留液の迅速診断を行った小児急性中耳炎中等症および重症症例38例を対象に、肺炎球菌抗原迅速診断キット(ラピラン肺炎球菌HS)の臨床現場での使用法について検討した。その結果、中耳貯留液の培養結果を基準とするラピラン肺炎球菌HSの感受性は50.0%、特異性は93.8%であり、高い特異度からラピラン肺炎球菌HSが陽性の場合には肺炎球菌が原因菌と考え、AMPCまたはCVA/AMPC 1:14製剤を選択することが可能であった。一方、迅速診断が陰性の場合にはインフルエンザ菌が原因菌であり、AMPCが無効であることを想定してセフェム系抗菌薬を選択し86.8%の患者にセフェム系抗菌薬を投与することになった。しかし、迅速診断陰性はAMPCが無効の根拠とはならず、セフェム系抗菌薬選択の根拠ともならないことから抗菌薬の適正使用上、AMPCを第一選択薬とし、その効果を3〜4日後に評価してから抗菌薬の増量やスイッチを考慮する従来の対応が望ましいと考えられた。
注記 著者最終原稿版
言語
jpn
資源タイプ text
ジャンル Journal Article
著者版フラグ author
Index
/ Public
/ Public / 国内雑誌論文
関連アイテム