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AMCoR:Asahikawa Medical University Collection and Research (旭川医科大学学術成果リポジトリ)は、本学で生産された電子的な知的生産物(学術雑誌論文の原稿・教材・学術資料など)を保存し、原則的に無償で発信するためのインターネット上の保管庫です。

※AMCoRに収録された学術論文のほとんどは、商業出版社や学会出版社の学術雑誌に掲載されたものですが、著作権に係わる出版社の方針により、出版社の条件に添った版を収録しています。そのため実際の誌面とはレイアウトの相違や、字句校正による文言の違いがあり得ますことをあらかじめご了承ください。


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Last updated : Jan 24, 2014
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タイトル 分子標的薬が奏功した腎癌鼻副鼻腔転移例
著者
熊井, 琢美 (Kumai, Takumi)
高原, 幹 (Takahara, Miki)
吉田, 沙絵子 (Yoshida, Saeko)
長門, 利純 (Nagato, Toshihiro)
林, 達哉 (Hayashi, Tatsuya)
原渕, 保明 (Harabuchi, Yasuaki)
上位タイトル
耳鼻咽喉科臨床 Vol.106, No.5  (2013. 5) ,p.423- 429
識別番号
ISSN
0032-6313
抄録 症例は50歳男性で、7年前に右腎摘出術を施行し、その後多発転移を認めていた。1年前より少量の左鼻出血を認めていたところ、今回大量の出血が認められたため当科受診となった。副鼻腔造影CTで左前部篩骨蜂巣から中鼻動にかけて左眼窩内に突出する骨破壊性の造影効果を伴う腫瘤を認め、造影胸部CTで左肺門部にも腫瘤が認められた。第4病日に再度大量の鼻出血を認め、血管塞栓術および両顎動脈に塞栓術を施行し鼻内を詳細に観察したところ、左中鼻道に充満する易出血性の腫瘤が認められた。生検で淡明な胞体を有する腫瘍細胞の小胞巣上増殖像を認め、免疫染色でCK7(-)CK20(-)VEGF(+)であることを認め腎癌鼻副鼻腔転移と診断した。止血目的に第10病日に放射線治療を行ったところ、鼻出血は完全に止血され第33病日に退院となったものの腫瘍は残存した。退院1ヵ月後より開始したソラフェニブ内服が奏効し、退院5ヵ月後の副鼻腔造影CTおよび胸部造影CTにて左前部篩骨蜂巣から左眼窩内に突出していた腫瘍の消失と左肺門部の腫瘍の著明な縮小が認められた。退院10ヵ月後現在、ソラフェニブ内服を継続し外来にて経過観察中である。
キーワード
VEGF、renal cell cancer、soraf
注記 雑誌掲載版
言語
jpn
資源タイプ text
ジャンル Journal Article
Index
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