New millenniumから12年が経過している。この時期は、日本の卒前教育にとっては嵐のような医学教育改革の時期であった。その中には、新しい教育方法、医学教育の共通カリキュラム導入、診療参加型実習、共用試験、そして初期臨床研修の必修化などが含まれる。眼科の卒前教育を考え直すためには、私たちは何を学生に伝えたいのかを学会規模で見直す必要がでてきている。そして政策提言としての形で公表することも必要と考える。そのために、本稿では、現在の政策的な意思決定の流れやそのスケジュールを概説し、新しい潮流、眼科教育の再考を提言した。