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AMCoR:Asahikawa Medical University Collection and Research (旭川医科大学学術成果リポジトリ)は、本学で生産された電子的な知的生産物(学術雑誌論文の原稿・教材・学術資料など)を保存し、原則的に無償で発信するためのインターネット上の保管庫です。

※AMCoRに収録された学術論文のほとんどは、商業出版社や学会出版社の学術雑誌に掲載されたものですが、著作権に係わる出版社の方針により、出版社の条件に添った版を収録しています。そのため実際の誌面とはレイアウトの相違や、字句校正による文言の違いがあり得ますことをあらかじめご了承ください。


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ID 2010311032
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Last updated : Dec 16, 2011
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タイトル 冠攣縮により心室細動をきたし家人による心肺蘇生、救急隊による自動体外除細動器により救命できた1例
著者
名取, 俊介 (Natori, Syunsuke)
小川, 晋平 (Ogawa, Shinpei)
野村, 智昭 (Nomura, Tomoaki)
芳賀, 智顕 (Haga, Tomoaki)
羽根田, 俊 (Haneda, Takashi)
ターリブ, アリー (Narib, Ali)
坂本, 央 (Sakamoto, Naka)
竹内, 利治 (Takeuchi, Toshiharu)
長谷部, 直幸 (Hasebe, Naoyuki)
上位タイトル
心臓 Vol.42, No.6  (2010. 6) ,p.807- 812
識別番号
ISSN
0586-4488
抄録 症例は63歳、男性。高血圧、高尿酸血症にて近医通院中だったが内服中のカルシウム拮抗薬を数日間自己中断していた。2009年3月上旬、12時30分ころから前胸部痛が出現し近医を受診した。13時ころ心電図記録中にST上昇とともに心肺停止状態となり、そばに付き添っていた元看護師の妻が心臓マッサージを開始、救急隊到着時の意識状態はJCSIII-300、自発呼吸はなかった。自動体外除細動器で心室細動を確認しDC360J×1回で除細動され心拍再開後、前医に搬送された。13時20分、前医到着時は意識清明、自発呼吸も回復しており、心電図のST上昇も消失していた。冠攣縮性狭心症、致死性不整脈疑いで当院に再搬送された。硝酸薬の点滴、カルシウム拮抗薬再開で入院経過中に胸痛発作はなく不整脈も出現しなかった。内服継続下での冠動脈造影、アセチルコリン負荷試験、心室頻拍誘発試験はいずれも陰性であり、植込み型除細動器の植え込みは見送った。冠攣縮自然発作の心電図記録直後に心肺停止となり、bystander(救急現場に居合わせた人)による心肺蘇生と、救急隊による除細動の連携により合併症なく、心室細動から蘇生した稀な症例である。
キーワード
冠攣縮性狭心症、心室細動、自動体外除細動器、心肺蘇生
注記 雑誌掲載版
言語
jpn
資源タイプ text
ジャンル Journal Article
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