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AMCoR:Asahikawa Medical University Collection and Research (旭川医科大学学術成果リポジトリ)は、本学で生産された電子的な知的生産物(学術雑誌論文の原稿・教材・学術資料など)を保存し、原則的に無償で発信するためのインターネット上の保管庫です。

※AMCoRに収録された学術論文のほとんどは、商業出版社や学会出版社の学術雑誌に掲載されたものですが、著作権に係わる出版社の方針により、出版社の条件に添った版を収録しています。そのため実際の誌面とはレイアウトの相違や、字句校正による文言の違いがあり得ますことをあらかじめご了承ください。


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ID 2010152675
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Last updated : Nov 30, 2010
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タイトル 重症成人型アトピー性皮膚炎を対象としたシクロスポリンMECP食前投与のtherapeutic drug monitoring(TDM)の検討
著者
中村, 哲史 (Nakamura, Satoshi)
橋本, 喜夫 (Hashimoto, Yoshio)
西, 薫 (Nishi, Kaoru)
水元, 俊裕 (Mizumoto, Toshihiro)
高橋, 英俊 (Takahashi, Hidetoshi)
上位タイトル
旭川厚生病院医誌 Vol.19, No.1  (2009. 6) ,p.14- 19
識別番号
ISSN
0917-8066
抄録 成人型重症アトピー性皮膚炎に対して,シクロスポリンMECP(CyA)を食前投与し,投与量を変更しながら有用性とtherapeutic drug monitoring(TDM)を検討した。症例は2例でいずれもCyA投与により,皮疹の重症度スコアは劇的に改善し,かゆみvisual analogue scale(VAS)も改善した。いずれも,ステロイド外用剤の強さもストロンゲストクラスから,ストロングクラスへ減弱,または,タクロリムス外用剤へ変更できた。CyA投与量を平均3.1mg/kgから2.3mg/kgへと減量,維持量相当のトラフレベルは,平均87ng/ml,平均血中最高濃度は615ng/ml,0から4時間の血中濃度曲線下面積(area under the concentration-time curve0-4)は平均1943ng・hr/ml,となった。さらに一例は100mg/日の一日一回投与へ,一例は100mg/日の一日二回投与へとそれぞれ変更した。それぞれのトラフレベルは45ng/ml,79ng/ml,血中最高濃度は1100ng/ml,620ng/mlとなり,0から2時間の血中濃度曲線下面積(area under the concentration-time curve 0-2)は,それぞれ,1302ng・hr/ml,854ng・hr/mlとなった。一日一回食前投与のほうが血中最高濃度は高く,トラフレベルが低いため,効果的にみえるが,二回投与の0から2時間の血中濃度曲線下面積は24時間では2倍であり1302ng・hr/ml対1708ng・hr/mlとなるため,最小維持量である100mg/日投与では二回投与のほうが,持続的に効果がある可能性が示唆された。
キーワード
重症成人型アトピー性皮膚炎、TDM、シクロスポリンMECP、食前投与
注記 雑誌掲載版
言語
jpn
資源タイプ text
ジャンル Journal Article
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