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AMCoR:Asahikawa Medical University Collection and Research (旭川医科大学学術成果リポジトリ)は、本学で生産された電子的な知的生産物(学術雑誌論文の原稿・教材・学術資料など)を保存し、原則的に無償で発信するためのインターネット上の保管庫です。

※AMCoRに収録された学術論文のほとんどは、商業出版社や学会出版社の学術雑誌に掲載されたものですが、著作権に係わる出版社の方針により、出版社の条件に添った版を収録しています。そのため実際の誌面とはレイアウトの相違や、字句校正による文言の違いがあり得ますことをあらかじめご了承ください。


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Last updated : Aug 10, 2012
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タイトル 【消化器疾患のマイクロRNA発現と調節】 炎症性腸疾患におけるマイクロRNA発現異常の現況を知る
著者
藤谷, 幹浩 (Fujiya, Mikihiro)
高後, 裕 (Kohgo, Yutaka)
上位タイトル
G.I.Research Vol.17, No.6  (2009. 12) ,p.506- 512
識別番号
ISSN
0918-9408
抄録 炎症性腸疾患(IBD)においては、複数のマイクロRNA(miRNA)の発現異常が関係していると考えられる。miR-192は潰瘍性大腸炎で発現が低下しており、MIP-2αの発現調節を通して炎症の制御に関係していると考えられる。一方、miR-16やmiR-21は発現が増加しており、サイトカイン分泌の制御などを通して病態に関係していると推測される。また、自然免疫の制御に重要なmiR-146、miR-155、miR-223や獲得免疫制御に重要なmiR-142、miR-181a、miR-150などのmiRNAにも注目していく必要がある。miR-146はTLR-NF-κB経路を阻害し、IL-8やRANTESの分泌を抑制する。miR-155はTNF-αの発現を誘導する作用をもつ。miR-142、miR-181a、miR-150はT細胞の分化に重要であることが明らかにされている。実際には、これらの多数のmiRNAが複雑に関連しあってIBDの病態に関与していると考えられる。
キーワード
炎症性腸疾患、マイクロRNA、潰瘍性大腸炎、クローン病、自然免疫、獲得免疫
注記 雑誌掲載版
言語
jpn
資源タイプ text
ジャンル Journal Article
Index
/ Public
/ Public / 国内雑誌論文
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