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AMCoR:Asahikawa Medical University Collection and Research (旭川医科大学学術成果リポジトリ)は、本学で生産された電子的な知的生産物(学術雑誌論文の原稿・教材・学術資料など)を保存し、原則的に無償で発信するためのインターネット上の保管庫です。

※AMCoRに収録された学術論文のほとんどは、商業出版社や学会出版社の学術雑誌に掲載されたものですが、著作権に係わる出版社の方針により、出版社の条件に添った版を収録しています。そのため実際の誌面とはレイアウトの相違や、字句校正による文言の違いがあり得ますことをあらかじめご了承ください。


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ID 2009214968
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Last updated : Nov 4, 2011
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タイトル 【炎症性腸疾患の新規治療を探る】 抗菌ペプチドによる消化管バリア療法の可能性は?
著者
田邊, 裕貴 (Tanabe, Hiroki)
前本, 篤男 (Maemoto, Atsuo)
綾部, 時芳 (Ayabe, Tokiyoshi)
伊藤, 貴博 (Ito, Takahiro)
河野, 透 (Kono, Toru)
蘆田, 知史 (Ashida, Toshifumi)
高後, 裕 (Kohgo, Yutaka)
上位タイトル
分子消化器病 Vol.6, No.2  (2009. 6) ,p.133- 139
識別番号
ISSN
1348-995X
抄録 炎症性腸疾患(IBD)において破綻した自然免疫機構が明らかになりつつある。とくに、クローン病(CD)では、腸管における自然免疫担当細胞であるPaneth細胞が注目される。オートファジー遺伝子ATG16L1がCDの疾患感受性遺伝子として発見され、その欠損によりPaneth細胞の分泌顆粒の形成異常が認められる。また、NOD2蛋白がPaneth細胞で特異的に発現し、CD患者でその遺伝子異常が報告され、その背景に抗菌ペプチドの一つディフェンシンの発現低下がみられる。つまり、Paneth細胞とその分泌顆粒のおもな構成成分であるディフェンシンの異常がCDの発症に関与することが示唆される。さらに最近の研究で、抗菌ペプチドと称されるディフェンシンが抗菌活性以外に免疫調節作用をもち、腸管上皮細胞を刺激して獲得免疫を誘導することが見出された。それらの活性を応用して、ディフェンシン投与による腸炎の新規治療の可能性が検討されている。
キーワード
自然免疫、抗菌ペプチド、Peneth細胞、ディフェンシン、HD-5
注記 雑誌掲載版
言語
jpn
資源タイプ text
ジャンル Journal Article
Index
/ Public
/ Public / 国内雑誌論文
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