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AMCoR:Asahikawa Medical University Collection and Research (旭川医科大学学術成果リポジトリ)は、本学で生産された電子的な知的生産物(学術雑誌論文の原稿・教材・学術資料など)を保存し、原則的に無償で発信するためのインターネット上の保管庫です。

※AMCoRに収録された学術論文のほとんどは、商業出版社や学会出版社の学術雑誌に掲載されたものですが、著作権に係わる出版社の方針により、出版社の条件に添った版を収録しています。そのため実際の誌面とはレイアウトの相違や、字句校正による文言の違いがあり得ますことをあらかじめご了承ください。


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ID 2009138633
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Last updated : Jul 7, 2009
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タイトル 鉄・酸化ストレスと内科疾患―軍神宏美博士を偲んで―
著者
高後, 裕 (Kohgo, Yutaka)
上位タイトル
臨床環境医学 Vol.17, No.2  (2008. 12) ,p.73- 81
識別番号
ISSN
0916-9407
抄録 鉄代謝の特徴は、鉄を吸収する機構は存在するが、排泄する能動的機構が存在しないことである。鉄過剰症は遺伝的素因、頻回輸血、その他慢性肝疾患、アルコール摂取などの疾患で生じ、肝臓、心臓、中枢神経など生命維持に重要な臓器を障害する。鉄原子は、単独では細胞間、細胞膜、細胞内を移動できず、キャリアーないしトランスポーターを必要としており、血清中ではトランスフェリンが、小腸での鉄吸収には、divalent metal transporter 1(DMT1)が担っている。DMTは日本人の軍神宏美博士により初めてクローニングされた。このトランスポーターは他の微量金属も共有して使用しているため、金属中毒と極めて密接に関連している。さらに、細胞からのエクスポーターであるferroportin1や、生体の鉄代謝を統合的に制御するペプチド、ヘプシジンも同定され、生体の鉄代謝の全貌が明らかになりつつある。鉄過剰症に伴う臓器障害に対し、瀉血や鉄キレート剤などによる生体鉄を制御する治療法が有効である。
キーワード
鉄、トランスフェリン、DMT1、フェロポーチン1、ヘプシジン
注記 出版社版
言語
jpn
資源タイプ text
ジャンル Journal Article
Index
/ Public
/ Public / 国内雑誌論文
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