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AMCoR:Asahikawa Medical University Collection and Research (旭川医科大学学術成果リポジトリ)は、本学で生産された電子的な知的生産物(学術雑誌論文の原稿・教材・学術資料など)を保存し、原則的に無償で発信するためのインターネット上の保管庫です。

※AMCoRに収録された学術論文のほとんどは、商業出版社や学会出版社の学術雑誌に掲載されたものですが、著作権に係わる出版社の方針により、出版社の条件に添った版を収録しています。そのため実際の誌面とはレイアウトの相違や、字句校正による文言の違いがあり得ますことをあらかじめご了承ください。


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ID 2008050484
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Size : 1.2 MB
Last updated : Sep 30, 2008
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タイトル 【血管炎・血行障害】 血清補体価が病勢の指標として有用であった側頭動脈炎の1例
著者
大坪, 紗和 (Ohtsubo, Sawa)
飯塚, 一 (Iizuka, Hajime)
坂井, 博之 (Sakai, Hiroyuki)
上位タイトル
皮膚科の臨床 Vol.49, No.9  (2007. 9) ,p.1035- 1038
識別番号
ISSN
0018-1404
抄録 84歳女。患者はアルツハイマー型認知症で施設に入居中、入浴時に右側頭部の疼痛を訴えた。所見では右側頭部に浅側頭動脈の走行に沿って蛇行する索状の皮下硬結が触知され、同部位に圧痛を伴っていた。血液検査では赤沈値、CRP、補体価が上昇しており、索状硬結の病理組織学的所見では深部皮下組織の動脈周囲に結節状の密な細胞浸潤が認められた。肥厚した動脈壁内にもリンパ球、組織球が浸潤し、巨細胞を伴う肉芽腫性変化がみられた。また、弾性線維染色では内弾性板が著明に断裂、消失していた。以上より、側頭動脈炎と診断してプレドニゾロン(PSL)30mg/日の内服を開始したところ、症状および血液検査所見は改善した。しかしPSL漸減中、一時症状が再燃し、それとともに血清補体価、CRPが上昇した。CRPは症状出現とほぼ同時かやや遅れて上昇したが、補体価は症状出現の約2週間前から上昇し始め、ピーク時に症状が出現し、数値の下降とともに症状も改善して、病勢の指標として有用であった。現在、PSL 6mg/日まで減量しているが、症状の再燃は認められていない。
キーワード
側頭動脈炎、肉芽腫性血管炎
注記 雑誌掲載版
言語
jpn
資源タイプ text
ジャンル Journal Article
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