71歳男.陰茎亀頭の淡紅色皮疹が出現したため近医を受診し,精査加療目的で紹介受診した.陰茎亀頭から包皮にかけての紅色局面を生検しErythroplasia of Queyratと診断され,切除及びadvancement flapを施行された.3年後,陰茎亀頭先端に白色の角化性皮疹が出現し,Verrucous carcinoma(VC)と診断され拡大切除及び分層植皮術を行った.著明な角質増殖,不規則な有棘層の肥厚,個角化を認め,腫瘍直下にリンパ球浸潤も認めた.術後,外来で経過観察としたが再発・転移は見られない